雲南省があるのは中国大陸の西南部、ミャンマーとラオス、ベトナムと国境を接しています。
様々な民族が暮らす多様性あふれる地域で、まるで東南アジアの国にいるかのような気候です。
「かもめの天空農園」
日本にルーツを持つ台湾人の曾さん。
駐在員として雲南省に赴任したのが、この地との出会いのきっかけ。当時の中国では、生産されるコーヒーのほとんどが大手コーヒーチェーンへ流れていくのが主流でした。
中国市場への参入の可能性を感じ、高品質なスペシャルティコーヒーをつくり、雲南のコーヒーを広めようと動き出しました。
雲南のコーヒーがそこから色々なところへ飛び立って行ってほしいという想いと、台湾から飛び込んできた自分の姿を「かもめ」の姿に重ね、農園に「かもめの天空農園」と名付けました。
曾さんは、農園や加工場を管理すると同時に、プーアル学園のコーヒー学科で教佃をとり、次世代の生産者の育成にも力を入れています。
曾さんが精製のプロセスで大事にしているのは、水と空気、温度、それから時間。
発酵のやり方ひとつとっても実験を繰り返す日々。
雲南のあちこちに生産の拠点があり、地域の気候も考えて、発酵の時間や方法を考えています。
パートナーシップを大切に
曾さんは各地域の農園の近くにある加工場とパートナーシップを結んで加工にも力を入れています。
日々のコミュニケーションのもと協働して毎年設備にも改善を加えています。
大掛かりな発酵用のタンクを導入したり、乾燥機の攪拌用のプロペラにも均等に乾燥できるよう工夫を加えたり、
シェイドドライ用のハウスやアフリカンベッド、パティオなどマイクロロットを生産できるよう様々な乾燥工程に取り組めるような設備を導入しています。
■味わい
桃のような風味や甘味明るい酸味 バランスが良い味わい
嫌気性発酵のコーヒーを初めて飲むという方にもお勧めです。複雑なフレーバーをぜひお楽しみください。
香り ★★★★★
甘み ★★★★★
コク ★★★☆☆
酸味 ★★★☆☆
苦味 ★★☆☆☆
■原産国
雲南省 プーアル市 ランソー
■生産者
天空農園 農園管理者 曾(ソウ)さん
■精製方法
嫌気性発酵 ダブルファーメンテーション
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【価格】100g:880円 200g:1,760円